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2016年12月の記事一覧

ビットアイル株式のTOBに際しての特約事項とは

都市型データセンター運営を業容とする日本企業ビットアイルと言う企業が、2015年に同業大手の米国企業エクイニクス社に買収され、その後上場廃止となりました。この買収の際に用いられた手法は、TOB(=テイク、オーバー、ビット)と呼ばれる手法でした。
この手法は、買収側のエクイニクス社が、ビットアイルの資産や業容の将来性などを総合的に査定し、独自に算定した評価を提示することにより、その提示価格に応じた株主からビットアイルの株式を買い取るという特約を付して買い集めるというものです。過半数を買い集めることができれば、実質的に買収会社は非買収会社を傘下に収めることができ、買収が成功するということになります。エクイニクス社(の代理会社)が、このTOBを実施した際に提示した算定額は、一株当たり922円で買取るというものであり、買収発表当時、市場で取引されていた450円前後の株価から見て2倍以上という破格のの提示価格となりました。このように好条件のTOBを反対する者はほとんどおらず、従前からの大株主はTOBに賛成する旨を表明し、また、市場参加の一般投資家の大多数が、このTOBに好意的であり、翌日から市場価格もこのTOB価格にさや寄せする形で、連日のストップ高を演じました。TOBは大株主の全面的賛成の保有株のほかに、一般株主保有の全応募数を買受け、エクイニクス社(の代理会社)は、ビットアイル社の買収に成功することとなりました。エクイニクス社(の代理会社)は、日本で有望な同業種企業を傘下に収め、それまでの投資家は、市場価格に比較して数日で倍額以上のキャピタルゲインを得ることとなり、両者WIN-WINの買収が完了し、ビットアイルは、上場廃止となりました。

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